お世話になっております。田上です。
昨日、タマヤ計測システム株式会社様の創業350周年記念式典に参列させていただきました。
350年――その重みに圧倒されながら、貴重なひとときを過ごしてまいりました。
創業はなんと1675年(延宝3年)とのこと。
延宝という元号を実生活で目にするなんて思いもしませんでした。
元々は眼鏡屋さんからスタートした企業様だそうです。現在はプラムラインや水位計の販売を通じて、弊社も大変お世話になっております。
(プラムラインのことでお困りごとがございましたら弊社まで何なりとお申し付けください。販売・設置・メンテナンスまでをカバーする優秀な技術者が多数在籍しております)
眼鏡製作の技術と基本姿勢である「正確に捉える」を応用し、やがて六分儀の製作を始めたそうです。GPSの普及により実際の使用頻度は減っているようですが、航海士の訓練などで今も大切にされている道具とのこと。
そして現在、六分儀を製作している唯一の企業がタマヤ計測システム株式会社様なのだそうです。
眼鏡屋さんとしての技術と「正確に捉える」を核に350年間、社会に必要とされ続けてきたという事実に、深いロマンと尊敬の念を抱きました。
そして350年後の社員の皆さんが、その企業の歴史について調べ、発信し、それを聞いた関係者がその350年の歩みに感動する。これをエモいと言うのでしょうね。私は鳥肌が立ちました。
創業者様もきっとお喜びのことと思います。
また、数年前にはとある映画製作会社から六分儀の貸し出し依頼があったそうです。
時代背景が日本の過去ということで、本物志向の製作チームがタマヤ計測システム株式会社に声をかけたのだとか。
エンドロールにはしっかり社名が載っているとのことで、実は私、その映画を二度観ていたのにまったく気づいていませんでした。
六分儀がどこに映っていたのか、思い出そうとしてもなかなか……。
ご興味のある方はぜひ、六分儀とタマヤ計測システム株式会社の名前を探してみてください。
次回お会いした際は「ゴジラ-1.0」の話題で盛り上がりましょう。
浜辺美波さんの握力にも注目です!